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お好み焼は世界共通の食文化です。
小麦粉の生地で野菜や肉を食べる料理法は世界共通の食文化です。
スタイルこそ違いますが、いずれもさまざまな栄養をおいしく摂取できる料理として人気です。
さて、世界にはどんなお好み焼の仲間たちがいるのでしょうか?

アメリカ


「 パンケーキ 」
薄力粉を卵と牛乳で溶き、ふんわり焼き上げます。アメリカでは朝食や軽い昼食、おやつにと、しばしば食卓に登場するおふくろの味。

フランス


「 クレープ 」
薄力粉を卵と牛乳、バターで溶き、紙のように薄く焼きます。 中に詰める具のアイデア次第で、幾とおりもの味が楽しめるのが魅力。

アラブ


「 ムルタバ 」
生地にスパイシーなひき肉のあんをのせ、四角く焼きます。 本場では、鉄板いっぱいに大きく作り、一人分ずつ切り分けるそうです。

インド


「 チャパティ・パロータ 」
せんべい風の薄いパンで、主食としてカレーなどといっしょにいただきます。チャパチティは昼食に、パロータは夕食のときに焼きます。 インドでは、「この二つが上手に作れないと一人前の主婦とは言えない」と言われるほどです。

ベトナム


「 バン・セオ 」
生地にターメリック(しょうが科の根から作るスパイス)を加えて、まるでオムレツのような黄色いお好み焼です。

タイ


「 ホイコット 」
タイのお好み焼は、ホイ(タイ語で「かき」のこと)を具にします。米の粉を溶いた生地にかきをのせ、溶き卵をかけて焼き上げます。

中国


「 ねぎパイ 」
ねぎパイは、小麦粉を練った生地に長ねぎと炒めたベーコンをのせて巻き、薄くのばして焼きます。


「 春餅 」
春餅は、薄く焼いた生地に肉や野菜などのおかずをのせ、甜面醤(中国の甘みそ)をつけていただきます。

韓国


「 ピンデトック 」
生地に魚貝や肉、野菜、キムチなど、数種類の具を混ぜて作るお好み焼。韓国では、焼酎を一杯やりながら焼きたてをいただくとか。緑豆やひいた緑豆粉を使う。


「 パジョン 」
広島とよく似た作り方のお好み焼です。米の粉をといた生地を薄く焼き、具を重ねて卵でとじて仕上げます。酢で溶いたコチュジャン(韓国の唐辛子みそ)酢しょうゆをつけけていただきます。


「 ジョン 」
材料に薄力粉をまぶし、溶き卵をからめて焼く韓国のピカタ。ご飯にも、お酒にも合い焼きたてを酢しょうゆでいただきます。韓国では日々のお惣菜としてはもちろんのこと、冠婚葬祭にも欠かせない代表的な料理です。